営業として仕事していた時の失敗談

私は過去に東京のIT企業で営業として仕事をしていました。
今回の失敗談は私がIT企業に入社してまだ2ヶ月も経たない頃の話です。

私は当時、主にIT企業に対して自社のエンジニアを、業務委託や派遣として提案する人材営業をしていました。
入社時は、IT業界経験も営業経験も無く、先輩社員の指導頼みという状態でした。
入社時の研修もありましたが、研修の内容は営業力を向上させるという目的ではなく、IT業界の基礎知識やIT技術の基礎知識等を学ぶ場でした。

そして、約二週間の研修を終え、そこから先輩社員との同行営業が始まりました。
私の失敗はここから始まりました。
私の営業先でのメインの話は、ITエンジニア業務についてでしたが、まず先輩社員とお客様の話について行けないという事態が起きました。
私はIT業界経験がないため、IT知識も乏しく、業界のトレンドについても理解していませんでした。
ほぼ無知識未経験から始まった営業業務だったため、お客様との営業トークがほぼ出来ませんでした。
もちろん先輩社員がフォローしてくれますが、それでも一言二言発言した時点ですぐに先輩社員に代わるということを営業先で繰り返していました。

私は元来話をすることが苦手な部類だったため、営業先でのお客様との雑談も盛り上がらず、もちろん営業成果につながる話もほぼ出来ませんでした。
そして、結果的に入社2ヶ月目の営業成績はほぼゼロに近い状態で、客観的に見ると大きな失敗と言えると考えます。

しかし、営業成績ほぼゼロでも私は諦めませんでした。
あまり失敗を突き詰めず、楽観的に考えていたのが、その後の改善に繋がったのかもしれません。
新規顧客開拓が苦手なことに気づいた私は、既存顧客への営業に注力しました。
そこから徐々に実績に繋がり、営業成績は徐々に向上していきました。

結局私の営業経験はトータル3年程で終わりましたが、トークが苦手という状況も経験を積む中で改善され、一定の成果を得ることができたと自負しています。