仲良くなれたホームページ制作

学生時代の頃のことなのですが、当時とても好きな漫画があり、ネットでもその漫画について話ができるサイトやファンアートが載っていたサイトを巡っていました。当時は自分でもアナログでファンアートを描いていたり、同じ趣味をもつ友人たちと感想を述べ合ったりしていました。そのうち自らもホームページを作成してファンアートや感想を載せたいと考え、ホームページの制作方法を調べました。

昨今ようにビルダーやテンプレートが豊富ではなかったし、ホームページ制作のためにかけることのできるお金も限られていましたので、ネットでほとんど独学で、HTMLの構造から学び、時間をかけてひとつずつページを作っていったことを覚えています。最初に完成したのは本文一文のみのほぼ真っ白なページでしたが、文字でHTMLタグを打っていったものが文字でない形を成したことをとてもうれしく思いました。

試行錯誤のうえ無料で使用できるレンタルサーバーを調べ、ホームページ制作を応援してくれていた友人たちからも助言を受け、ついに自分のホームページと呼べるものが完成しました。完成とはいえ、レイアウトという言葉も何それ?という知識レベルであった当時、最初に公開できたものはただただ文字や絵を切り貼りしただけの、まるでノートの落書きにも近いものでした。それからも趣旨の似た様々なサイトの構成や飾りに使うことのできそうなHTMLタグを調べ、殺風景だったホームページは少しずつ色付けられていきました。

当時学生の間で流行していたレンタル掲示板の開設も行い、同じ趣味の友人たちとネットでも交流が可能となりました。私の制作したホームページを見てくれた友人たちと、よりいっそう仲良くなれたと思っています。このホームページ制作の経験はその後の学校の授業でも活かすことができ、趣味が元で始めたものではありましたが公的にも役に立つ場面があると大変嬉しくなりました。経験がなくても挑戦していくことの重要性を今も感じています。